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京都・紅葉を見るはずの旅

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紅葉真っ盛りの京都。連日、天気予報の中でも色づき具合をレポートしています。
紅葉に連休の重なった京都に行ってきました。市内のホテルは全て満室とのこと。
恐ろしいほどの人出です。と、言う訳であまり紅葉とは関係ないあたりをウロウロしました。
紅葉と言うと紅葉(もみじ)ばかりがスポットライトを浴びますが、神宮外苑銀杏並木のそばで育った私にとっては、あの鮮やかな銀杏の黄色と幹の濃い茶色の織りなす光景が一番好きな黄葉かも。
京都駅について、すぐに目に入る東本願寺の銀杏の秋の色などは胸の高揚を誘います。

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ちょっとずつ食べては自転車で京都市内を縦横無尽。そんな時間を過ごしました。
もうどれも恒例になりつつあるラインナップばかりだけれど…大好きだから。
イノダコーヒのサンドイッチ(本当は海老カツサンドが良かった…)にプレミアムコーヒー、晦庵 河道屋の蕎麦三昧、大極殿 栖園の琥珀流し。11月は柿!和菓子の基本の甘さ、柿。美味しかった!一保堂茶舗の玉露、麟鳳(りんぽう)。スマート珈琲のタマゴサンドにフレンチトースト。栄喜知のおばんざい。
とにかく、少しずつ沢山。
名所を巡ることも好きだけれど、行ってただ写真を撮って、では味気ない。
ひとつをじっくり。町に長くあるお店に入ってみる。そこの人と話してみる。そこに来るお客さんたちの雰囲気を感じる。そんなことが一番楽しい。
今回は石黒香舗さんでにほひ袋を作ってもらいました。麝香の入った穏やかな香り。
旅のお供に絞りの風呂敷が欲しかったのだけれども、今回はいいご縁がなかったので次回じっくり探してみようかな。

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神社には私の大好きなフサフサ。糺の森の紅葉はまだこれから。ところどころ色づいて、人もまばらで空気が澄んでいました。
旅に一緒に出る人が変わると町の見方も変わる。それもまた面白いもの。
見事な紅葉を楽しむには人の後頭部ともれなくセット。もちろんあの素晴らしい色づきは楽しみたいのだけれど、京都の魅力は紅葉だけにあらず、と言うことを今回は強く感じたのでした。
なにもなくとも、楽しい。あの川が流れる町の中をそこの空気を感じながら過ごすだけで満足。

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京都駅に着いて、まず京都タワー。そしてこの鴨川の景色を見ると「来たなぁ」という実感が湧くのです。

explore 築地

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先日、築地市場へ行ってきました。
母の古くからの友人で場内のマグロ屋さんなどとお付き合いのある呉服屋さん。
その私の大好きな方に連れて行ってもらいました。

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カモメが低空を飛び交い、お魚を乗せたカートが縦横無尽に走り回る場内。
よそ者の私は邪魔にならぬように、周囲をきょろきょろしながら見学です。
お天気に恵まれて、おもわずジャケットも脱いで薄着でウロウロできるほど。
市場に生きる人たちは威勢が良くて、目がキラキラ。活気に溢れています。
もちろん、いろいろ私にはわからない大変な事情もあるんだろうな、とは思うけれど。
閉めてしまったお店の跡もちらほら見かけましたが、まだ看板を下ろしていないところは復活の可能性もあるとか。
市場が好きで、旅に出たら必ずその土地のマーケットを見にゆくけれど、こんなに大きくて綺麗な市場は他にはそうは無いのじゃないかしら。確かに古さはあるけれど、こんなに歴史や雰囲気のある市場の移転、本当に残念でならないのです。本当に移転しちゃうのかしら。ひとつの文化が消えてしまう寂しさです。

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たくさんの楽しいお話や美味しいお店、場外のいろいろ、教えてもらいながら軒先に並ぶタイラガイや白海老に心奪われつつ、しらすを買っていただきました。嬉しいな。
カウンターだけの喫茶店でコーヒーを飲んで、しばらくお話。お店の音楽はカセットテープ。なんだかいいな。

またぜひお正月前に年末の買い出しに行きたいな。楽しみにしています。

異国の香り


薄暗い曇天模様の中、相変わらずの鍼治療通い。だいぶ動けるようになってきた!
久しぶりの腰痛にだいぶ苦しんだこの半月。長かった…

そのあとはTiarabee真弓さんとアメリカンクラブでご飯&打ち合わせ。
つい先日南ヨーロッパとモロッコに行ってきた旅のお話を聞きながらご飯をいろいろいただきました。
旅のお土産もいただいて幸せ。ガンパウダーをいただいたので、久しぶりにミントティーを入れようかな。最近息をひそめがちだったモロッコのティーセットも久々に活躍です。
旅のお話を聞いていたら旅に出たい気持ちがムクムク…
なんだか最近リピートばかりで新たな土地へ赴くと言うことがなかった!
あの新しい土地で右も左もわからなくて普段眠ってる脳みそが起きてゆく感じ、だいぶご無沙汰だな。
乾いた空気の中、異国の香りが漂う中、知らない言葉が飛び交う中、あの目の覚めるような、でもなんだかよく知っている場所のような、自分だけそこにいないようなあの不思議な感じ。
モロッコの話を聞いていたらなんだか懐かしい10年前のモロッコの日を思い出したりして「ああ!どこか初めての場所に行きたい!」とそんな気持ちになりました。
写真はその時のモロッコ人のお家でご馳走になったクスクス。凄ーく美味しかった!
これまでで一番美味しいクスクスだったな。あの味をまた味わいたくて果敢にクスクスにチャレンジし続けています。

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そんな私が昨日食べたごはんは照り焼きチキン玄米丼。…茶色い!
パイナップルとピーナッツがいっぱいでした。でも真弓さんがオーダーしたアボカド&マグロのたたき玄米丼の方がだいぶ好みです。

バケツをひっくり返したような雨の中、あの寒さで水から湯気の上がっている屋外プール。その中をガツガツ泳ぐ人が10人ほど…凄いなー。

ある朝のこと



ある朝のこと。
気持ちよく眠っていたベッドルームで尋常ではない警報音に飛び起きたのは朝6時。
いかにも緊急!と言う感じのサイレンに続き部屋中に響き渡るアナウンス。

『火事です。逃げてください。火災が発生しました。プオーン(ここはサイレン)』

うち?でも一晩寝て朝方に火が発生?と一瞬考えているとまたしても

『プオーン 火事です。逃げてください。付近で火災が発生しました。』

ここで慌てて飛び起きて、とりあえず外に逃げる服に着替えて、大事な物を鞄に詰めました。
携帯の充電器を持つか持たないかとか一瞬のうちに意外といろいろ冷静に考えるものだな、とかこの状況に反していろいろくだらないことを考えたりもしたり。関係ないのに実家にいる猫の所在を一瞬考えてしまったり。

『プオーン 火事です。逃げてください。1階で火災が発生しました。』

え、1階?ガレージと管理室くらいしかないのに。しかも、朝。
ぐるぐる考えつつ、外は朝で寒いだろうからダウンジャケットを着て、鍵を持って玄関で靴に足を入れたときにも「いやいや、このあと長丁場になったら冷えちゃう」とエスパドリーユからムートンブーツへ靴交換。
きっとこんなにいろいろ考えてしまうのは、前日に東野圭吾さんの『幻夜』を読んだせいかも。

プオン、プオンと部屋の中から、外廊下から鳴り続くサイレンとアナウンスを聞きながらドアを開けるとそこにはサイレン以外嘘のように静まり返った外廊下。人気もなし。
なんとも現実感のない静かな(サイレン以外)廊下を小走りでエレベーターホールまで。そこでエレベーターが動いてないのを確認して、階段で降りて1階のホールを避けて、外へ。お家なくなっちゃうのかな、とか考えながら。

そこは人気もなく爽やかな朝の街。こんなにサイレン鳴ってるのに、誰もいない。
勘違いのような気分になるけれど、でも鳴り続けているサイレンは確実に耳に入っていてそこは現実。
ぽかーんと立ち尽くしていると、近くの消防署のおじさんがやってきて少しサイレンの状態などを話していたら、ひとり同じマンションの人がやっと出てきて、すごくのんきにご挨拶。連れてる犬は大興奮で寄ってくる。
そしてそこに消防隊の方々が6人ほどやってきてマンション内に。やっとSECOMも到着。そこでさらに住人の方がパジャマでもうひとり。
結構時間があったけれど、みんな何も持ってないし、出てきながら「こんな朝早くにやられた〜」など愚痴をこぼしつつゆったり。こんなにしっかり避難モードなのは私だけ。なぜ?
そのうちちらほらと住人の方も出てきて(とは言っても10人に満たない)、30分ほどしたらやっとサイレンも止まり原因もわかり、誤作動ではないものの火災はなかったとのことで一段落。何もなくて良かったー!と嬉しい私とやっぱり朝早く起こされたことをぼやく住人。

未だに火災報知器のあの緊迫感と私以外の住人ののんびり感の差にいろいろ不思議な気持ちが湧きまくり。
警報機ってそんな存在なのですかね。だって入居以来一度もそんなの鳴ったことないのに。本当の火災時はどうなっちゃうんだろ。
いろいろ考えつつ、結果早起きが出来たので朝風呂ですっきりすることにしました。
それ以来、大きな電子音にびくりとする。すっかり平和ボケしていた頭に、いつだってこういうことが起こる可能性があるんだ、としっかりすり込まれたからかな。有事に備える大切さを改めて深く感じた日。
きっと、守るべき小さい存在(子供とかペットとか)がいたらより強く日々感じるのだろうけれど。

それにしても、イザの時って本当に必要なものがすごくはっきり目に見える。
いらないものがいっぱい。そういうものにまみれて生きてる。
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