2009.03.30 Monday
エンドロール
映画館で自分が見る映画が始まるまでの時間はドキドキとして何とも言えない高揚感があって、大好き。
そして、映画にどっぷりと浸かった後の電気がつく瞬間が凄く嫌い。
家でDVDなんかを観た後に通常のテレビ番組なんかが映ってしまうのも興醒めなので嫌い。
映画館で映画にせっかくどっぷり浸かった直後、エンドロールが流れ始めた途端にいきなりガタンガタンとたくさんの人が一斉に席を立つ、あの感じがどうにも解せない。
皆さん、そんなに急いでいるのかしら。
その長年の疑問が晴れる日がいつか、やって来るのかしら。
2009.03.29 Sunday
名古屋プチトリップ
名古屋に住む友人宅へホームステイに行ってきました。
雨こそ降らなかったものの、言葉通りの寒の戻り。
気分は既に春に入っているため、寒さに対して薄着すぎたようで冷え込みに耐え忍びながらもいろいろな土地に連れて行ってもらいました。
もう使わなくなったカメラを里子に出し、一緒に写真撮影を楽しんだり、編み物をしてみたり、いろいろ盛りだくさん。
おいしいご飯もごちそうになりました。あれ以来大根おろしが食べたくて食べたくて。
いつまでも話が尽きず、本当に楽しかった!どうもありがとう。
今度はうちにも遊びにきてね。
2009.03.22 Sunday
マイ ベスト サンライズ
お酒を飲んだ翌日は不思議なことに早く目覚めることが多い。
しかも、すっきりと。(深酒の場合は、これに当てはまらず)
そんなわけで今日も6時過ぎにはすっきりと目覚めることができた。
何度も書いているけれど冬の我が家は朝日がとっても眩しく気持ちがいいので、ぼんやり窓の外を眺めて、朝だなぁ、などとする時間も生まれて、すっきりする。
そんな時に思い出したのは今までで一番印象的だった朝焼けと夕焼け。
朝焼けはたぶん、船旅に出たときのベーリング海の船上ではなかったかと思う。
少し寒い空気の中、潮風が吹いていてその中で見た海から上る太陽。
ほぼ360°のパノラマ(実際には真後ろは船なので…)の水平線に太陽のみ。
あれはとにかく美しかった。
夕焼けはきっとアフリカ。
タンザニアだったか、ケニアだったか、その辺りは定かではないけれど。
サバンナのブッシュの中に沈んでいく紅い大きなお日様。
とろとろに溶けてそうな輪郭をしていて、見たことも無いくらい大きくて。
そこにキリンやカバがいる景色が現実に存在していることに凄く感動した記憶。
それ以外にもクロアチアのドブロブニクで見た海も街の屋根と同じオレンジ色に染まった夕焼けや、ベーリング海でたくさんのクジラがジャンプする中その後ろの空がオレンジ色に染まってゆく様、ジブラルタル海峡を越えたあとの海上で、水面から上ってくる月(しかも七夕!)など、素敵な景色や記憶は思い出せばきりがないけれど、毎日を何となく過ごしているのとは違う、そんな時期のことを思い出してもっと日々を大切に生きなければ!と強く思った日。
こうやっていつもは思い出さないことを思い出せた日は、きっと何かのきっかけになるはず。
しかも、すっきりと。(深酒の場合は、これに当てはまらず)
そんなわけで今日も6時過ぎにはすっきりと目覚めることができた。
何度も書いているけれど冬の我が家は朝日がとっても眩しく気持ちがいいので、ぼんやり窓の外を眺めて、朝だなぁ、などとする時間も生まれて、すっきりする。
そんな時に思い出したのは今までで一番印象的だった朝焼けと夕焼け。
朝焼けはたぶん、船旅に出たときのベーリング海の船上ではなかったかと思う。
少し寒い空気の中、潮風が吹いていてその中で見た海から上る太陽。
ほぼ360°のパノラマ(実際には真後ろは船なので…)の水平線に太陽のみ。
あれはとにかく美しかった。
夕焼けはきっとアフリカ。
タンザニアだったか、ケニアだったか、その辺りは定かではないけれど。
サバンナのブッシュの中に沈んでいく紅い大きなお日様。
とろとろに溶けてそうな輪郭をしていて、見たことも無いくらい大きくて。
そこにキリンやカバがいる景色が現実に存在していることに凄く感動した記憶。
それ以外にもクロアチアのドブロブニクで見た海も街の屋根と同じオレンジ色に染まった夕焼けや、ベーリング海でたくさんのクジラがジャンプする中その後ろの空がオレンジ色に染まってゆく様、ジブラルタル海峡を越えたあとの海上で、水面から上ってくる月(しかも七夕!)など、素敵な景色や記憶は思い出せばきりがないけれど、毎日を何となく過ごしているのとは違う、そんな時期のことを思い出してもっと日々を大切に生きなければ!と強く思った日。
こうやっていつもは思い出さないことを思い出せた日は、きっと何かのきっかけになるはず。
2009.03.16 Monday
時間の治癒力
私にとってキラキラしていたものたち全てが消えてしまったある日に、世界がグレーになって誰ともつながれない気持ちになって、かつてないほど泣いた。朝から晩まで、1週間ベッドから出ることもなくそこにただ横になり続けた。その後もまるで亡霊さながらの暮らしが続いた。
部屋から出ることもなく、薄暗い部屋でぼんやりとした頭で考えて「今のこの状態から抜け出せるならなんでもやろう」と心に決めてそのつらい状態から這い出るために体力が続く限りとにかくいろいろな予定を詰め込んで、無理矢理に動く日々を過ごした。
たくさんの素敵なことを与えてもらったから、失ったときに全て無くしてしまったような気持ちになったから。これからはそれを自分で見つけて手に入れてゆこう、と決めて毎日を過ごしていた。
なにか楽しいことや綺麗なことに新しく出会う度、涙が出てきて悲しくなった。
あれからずいぶん経ったから、今は思い出しても泣くこともないし悲しくもならない。
悲しかった出来事も含めて素敵な思い出ばかりだと胸を張れることがいっぱい。
あの日のつらい自分に戻るくらいなら、と底力も出るようになった。
人の気持ちに思いを寄せたり、理解できるようになったり。
人間らしい気持ちを教えてくれた出会いに感謝もしている。
だからその出会いこそが私にとってのタッチストーンで、折に触れてそれを思う。
それでももう涙は出ないから、時間の治癒力の凄さを思い知る。
時間の凄さも思い知ったし、自分の底力を信じる自信もできた。
こんな素敵な経験ができた自分のラッキーに凄く感謝。
これらの経験を経て出来上がった今の自分だからこそ、その後出会えて仲良くなれた友人達もいる。
今日はそんないろいろを教えてくれた人のお誕生日。
素敵な日でありますように。
2009.03.15 Sunday
春の嵐に穏やかなお日様
公開初日、観たかった『ホノカアボーイ』を観にゆきました。
春の嵐になるだろう、と言われていたこの日。
映画にはもってこいではないか、と思い出かけましたが以外にも雨も弱いし風は強いけれども立っていられないほどでもなく。
映画館ってどうしてこんなにも胸が躍る、というか騒ぐ、というかそんな気持ちになるんだろう。なんだか何かが起きそうなそんな感じ。
じんわりと胸に何かが広がる素敵な映画でした。映像もとても素敵だったし。
ワンシーン、ワンシーンがどれも素敵な写真のようで、コントラストの弱いその映像が何かを思い出すときに脳裏に広がる画のようで印象的でした。
映画のパンフレットには劇中「食べてみたい!」と思う料理のレシピがしっかりと載っていてそれも嬉しい。ぜひ、作ってみよう。
玲雄役の岡田将生君のスタイリストが原作者であり玲雄本人である吉田玲雄さんだったり、御本人が出演していたり、なんだか見ていてあったかくなります。
あまり説明が多くない、行間を読む作品って好きだなぁ、と思います。
そして、春の嵐の翌日は打って変わって暖かい、日差しの眩しい日。
サングラスを忘れた私は1日手で陰を作る始末。
相変わらず人ごみに触れると相当な体力を奪われる今日この頃ですが、気分はすっかり旅に出ていて先の予定ながら勝手に心は荷造りをしています。
何を持っていこうかな。
2009.03.15 Sunday
湿度との正しいつきあい方
人は歳をとると一様に「乾燥する」と口にし始めますが、私も例に漏れず、いやむしろ頭一つ抜け出してるんじゃないか、というほど乾燥に敏感であります。
喉は湿度センサーか、というほど湿度の低い場所では咳が止まらなくなり鼻の奥の方が痛みます。
元来皮膚が薄いこともあってか、こちらも日に日に乾燥の影響を受けやすくなってきており、乾燥のひどい日は目の周りがコワコワと自覚症状を伴ってカサつきます。
乾燥、というものに敏感になったきっかけはおそらくクリスマスをスペインで過ごした数年前。乾燥した気候のスペインですばらしく空調の利いたホテルに宿泊した際に喉に違和感を覚え、帰国の飛行機の中で発熱、帰国後はお正月すべてを寝て過ごし、新年仕事始めの際にはまるで声がでない状態を過ごしてからでしょう。
痛みが取れたあとはそんな関取状態の声を楽しみもしたものの、その後乾燥で咳き込むことが増え、それまで喉風邪をひくことのあまりなかった自分の体質の変化をしっかりと噛み締めたものです。
それ以来毎年一度は同様の喉風邪をひくようになり、秋を迎えるといそいそと加湿器の準備をするようになりました。
そして今年、新たな問題と出会うことに。
それは、結露。
我が家では常時2、3台の加湿器がせっせと部屋を潤していますが、今年に入ってからというもの結露がひどい。まるで我が家の窓ガラスは一面磨りガラスであったのでは見紛うほど。これは、いけない。
冬の日の向きは我が家の窓の角度と相性が良いため、暖房いらずなほどの暖かさを誇りますがそれも原因のひとつか、冷え込む日は結露に拍車がかかります。
かといって、部屋の温度を下げようにも窓を開ける以外の方法はなく、それは寒くてほんの何分かで閉めるはめになるので良い対策、とはいきません。
はて、どうしたものか。
本日もぼんやりとした景色を眼前に、デスクに向かっております。
喉は湿度センサーか、というほど湿度の低い場所では咳が止まらなくなり鼻の奥の方が痛みます。
元来皮膚が薄いこともあってか、こちらも日に日に乾燥の影響を受けやすくなってきており、乾燥のひどい日は目の周りがコワコワと自覚症状を伴ってカサつきます。
乾燥、というものに敏感になったきっかけはおそらくクリスマスをスペインで過ごした数年前。乾燥した気候のスペインですばらしく空調の利いたホテルに宿泊した際に喉に違和感を覚え、帰国の飛行機の中で発熱、帰国後はお正月すべてを寝て過ごし、新年仕事始めの際にはまるで声がでない状態を過ごしてからでしょう。
痛みが取れたあとはそんな関取状態の声を楽しみもしたものの、その後乾燥で咳き込むことが増え、それまで喉風邪をひくことのあまりなかった自分の体質の変化をしっかりと噛み締めたものです。
それ以来毎年一度は同様の喉風邪をひくようになり、秋を迎えるといそいそと加湿器の準備をするようになりました。
そして今年、新たな問題と出会うことに。
それは、結露。
我が家では常時2、3台の加湿器がせっせと部屋を潤していますが、今年に入ってからというもの結露がひどい。まるで我が家の窓ガラスは一面磨りガラスであったのでは見紛うほど。これは、いけない。
冬の日の向きは我が家の窓の角度と相性が良いため、暖房いらずなほどの暖かさを誇りますがそれも原因のひとつか、冷え込む日は結露に拍車がかかります。
かといって、部屋の温度を下げようにも窓を開ける以外の方法はなく、それは寒くてほんの何分かで閉めるはめになるので良い対策、とはいきません。
はて、どうしたものか。
本日もぼんやりとした景色を眼前に、デスクに向かっております。
2009.03.14 Saturday
議長の隣
久しぶりにキューバのフィデル・カストロ前議長の姿をテレビで見た。
カストロを見るといつも思い出すことがひとつ。
以前おつきあいをしていたボーイフレンドは殺風景な部屋が嫌いで、部屋を飾って居心地を良くするのが好きな人だったのだけれども、ある日遊びにゆくと新たに飾られた写真が2枚。
近づいてよく見てみるとそれは私の写真とフィデル・カストロ。
仲良く2枚が並んでいました。
若い私には結構衝撃でした。だいぶ笑ったけれど。
その頃部屋に飾られている写真はその2枚だけだったし。
それ以来、いつもこの光景が脳裏によみがえるのです。
カストロを見るといつも思い出すことがひとつ。
以前おつきあいをしていたボーイフレンドは殺風景な部屋が嫌いで、部屋を飾って居心地を良くするのが好きな人だったのだけれども、ある日遊びにゆくと新たに飾られた写真が2枚。
近づいてよく見てみるとそれは私の写真とフィデル・カストロ。
仲良く2枚が並んでいました。
若い私には結構衝撃でした。だいぶ笑ったけれど。
その頃部屋に飾られている写真はその2枚だけだったし。
それ以来、いつもこの光景が脳裏によみがえるのです。
2009.03.13 Friday
半分だったり、倍だったり
大切な友人の大切な時間、一緒に過ごすことができた。
幸せなことや楽しいことも一緒に過ごして倍の楽しさを味わいたいし、悲しいことやつらいことは一緒にいたり話したりすることで半分だったり、軽減されたり。
そういう人たちがこんなにたくさん周りにいる私は幸せものです。
じきに笑顔が戻りますように。
2009.03.12 Thursday
バイバイ、ムアンタイ
美味しいタイ料理が食べたかったらここ、と言うくらい好きだった片瀬江ノ島のレストラン、ムアンタイ。
少し前に閉店してしまったとのこと。
ショックで関係ないときにふっと思い出しては下唇を噛み締める感じ。
もうあの料理が食べられないんだなぁ。
お店のお母さんや従業員の親切なタイ人の女性たちにも会えないのだなぁ。
残念ながら閉店より何年も前に亡くなってしまっていたけれど、恰幅の良いご主人はタイが本当に好きだったんだろうなぁ、親切にしていただいたな、なぞと思い出します。
またいつか、ムアンタイの味を食べたいな。
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