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遥かなる天竺



私がインドを訪れたのはもうかれこれ10年も前。
この2年ほど、ことあるごとにインドに滞在した40日間の日々を思い出す。
きっとこの10年で私の知っているインドとは様変わりしているだろう。
それでも、あの熱気や土煙り、赤い大地に甘い香りや立ち並ぶ商店などを思い出しては懐かしい気持ちになる。あの善くも悪くも濃密なインドの空気や人々に触れたい。
そんな気持ちが高まっていたから、早ければ年末にはインドに行こうかな、などと考えていた。久しぶりすぎるくらいだからあの濃密な国に自分の体がついてゆくかな、なんてちょっと不安になって10年前の記憶では一番の都会だったムンバイから入って…
そう考えていた矢先の同時多発テロ。
画面に映し出される火のあがる有名なホテルも、人質を取って立てこもっているホテルも私たちが40日間のインド滞在の最後に、少しインドの空気に疲れた時にリフレッシュのために訪れた(ロビーとトイレまでだけれど)その場所。
10年も前のことだけれど、ニュースで一瞬映るだけのそのホテルのスロープで一気に記憶が巻き戻り、胸がドキドキした。
このホテルの前でいつもフレッシュジュースを売っていた優しいおじさんがどうか無事でありますように。今も同じように暮らしているかは私にはわからないけれど、どうかあの旅で出会うことの出来たたくさんの親切な人たちが無事でありますように。
そして、被害にあったたくさんの方々や家族のみなさんに平穏が一日も早く訪れますように。

チクチク 続編


チクチク作業中の大物はいったん休憩。
その間にエアチケットやレシートなど旅行中に増える紙ものを収納できるコンパクトなポーチをひとつ仕上げました。

アイボリーの生地に裏地はブラウン×濃ブラウンのポルカドット。
ブラウンのポンポンのパイピングにこれまたブラウンのグログランリボンで持ち手を。

1作目にしてはうまくできたよう。
ひとつ目は試作もかねているので、これからの改善点がしっかり見えて来た。
きっと次に作るものはまたさらに使いやすくなっているだろうし
作り方もより綺麗に手順も上手になっているはず。
型紙を起こすときも、きっともっと簡単でいいアイデアが出てくるはず!

今度は無地の生地に自分で刺繍をして何か作りたいなぁ。
楽しいです。

針仕事


先月からの約束を決行。久しぶりの針仕事。
私の趣味のひとつになりつつある、旅の道具たち、これらをいかに使いやすく且つ軽量化を図るか日々研究すること。
スーツケースなど荷物の中がごちゃごちゃとするのも嫌だし、味気のない黒いナイロンの袋やポーチを詰め合わせるのも嫌だし、使い勝手は良さそうであっても何だかおかしなパターンのプリントされたポーチも嫌だし、といろいろ考えたりした結果、これは作ってしまうのが良かろうと言う結論に達したのです。

どんなサイズが使いやすいのか?素材は?何種類?など考え始めたらきりがないのだけれど、取りあえず試作も兼ねてひとつ作り始めてみようと友人と材料の買い出し。
展開図を考えて、パーツなども何が必要かを考えて…
久しぶりのこの作業に、脳みそが悲鳴。もの凄い集中力がいる作業。
大学の課題制作の時の買い出しを思い出して「ああ、そういえば買い出しの帰りはいつもこのズシーンとした疲労感がいつも体を包んでいたな」なんて懐かしい気持ちになったり、荷物の重さに辟易したり。
学生時代と違うのは荷物に備えて車で買い出しに行っていることと予算の違いくらい。

友人が帰ったあとも集中しすぎて朝を迎えるくらい夢中でチクチクとしたり、ミシンと向き合ったり。
糸の送り調子の整え方やミシンの機能など何も覚えていなくて、忘却の恐ろしさを
乱れた糸調子から思い知るのでした。

乾燥注意報


我が家があるのは消防署の至近距離。
ここのところ出動回数が異様に多い気がします。
やっぱり世の中の空気が乾いて来ているのですね。
それは自分の肌で刻一刻と水分が減ってゆくのを日々痛感しているのだけれども、自分の肌以外でそれを実感するのがまさか消防車のサイレンだなんて怖い限りです。
先日なんてあまりにも立て続けに出動して行ったなぁ、と思ったら
「燃えやすいものは家の外などに置かないようにしましょう」というアナウンスが流れてまさか放火!?とビビっていました。

自分の肌の乾燥注意報には外からだけでなく、内からも!ということでお鍋。
(畑)ハレノヒでムシケンを。
その後、人生で初のお鍋2件ハシゴ。
名前は忘れたけれど中目黒の水炊き屋さんへ。
具を食べると言うよりはスープを飲む、と言う感じだったけれどコラーゲンもたくさん取って体も温まって夜更けに家へ辿り着きました。
今年最初のお鍋はダブルでやって来たので、きっとお鍋運の良い冬になるでしょう。
いつもお店の手配をしてくれて、どうもありがとう。
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初冬の奈良


この秋最後の力を振り絞ったかのごとく暖かな日に、奈良へ。
特に何をするわけでもなく、まるで修学旅行かのように明け方まで取り留めも無く話し続けたり、夜は借りて来たDVDを見たり。
そして借りて来た映画「パリ、恋人たちの2日間」がこれまた前日の私たちよろしくずーっと話し続けていて、さらに過去の自分の体験などと重なって何だか映画を見たと言うよりも疑似体験みたいな気持ちになったり。

今回は奈良に行くのに初めて飛行機で行ったのだけれども、大阪の空港に降り立った時に同じ日本でもこんなに空気の匂いって違うのだなぁ、と感心。
旅の中でも好きな瞬間の一つ、空港を出て初めてその土地の匂いを感じる瞬間。
それがずっと記憶に残る。


暖かいけれど曇り空の奈良では少し、紅葉も楽しむことができました。
それにしても、空が真っ白…

シーサー到着


先月、沖縄で土をこねたシーサーが我が家へやってきました。

厳重に梱包された包みをゴソゴソと、一枚ずつ剥がしてゆくと土をこねていた時よりもだいぶ濃い茶色になり、そして2、3周り小さくなったシーサーがそこに。
綺麗にツヤツヤと、まるで金属が入っているような光りかたの出来上がり。
相変わらず表情はド迫力だけれども、うん、結構いいかも。
どこに飾ろうか思案しています。
大満足です。次は「うん」だ!

お米1年分

rice

玄米食の我が家も白米旋風、と言う訳ではないのですがお米30kgです。
あまりの重さに玄関から動かせません。

友達の結婚式に沖縄に行ってからはや半月、先日その友達が東京でお披露目パーティをしたので私も参加。
全く、ドレスの似合う友達で今回も愛らしい姿を見せていただきました。
目の保養です。
そんな彼女のパーティはとても賑やかで楽しいもの。
久しぶりに会う友達なんかもたくさんいて、しっかり楽しんできました。
何だかんだと結婚式やパーティでくじなどに当たりを引くことが多く、今までもブーケやら何やら色々いただきまくっている訳ですが、今回もしっかり新郎新婦の手により当てていただきました。

高砂より遥か遠く奥まった席で友達と談笑&食事中、急に周りから口々に名前を呼ばれ一体どうした事かとあたふたしていたところ、くじか何かで名前を引かれていました。
どんな流れなのかも把握しないままいきなりマイクの前へ。
心の準備も何も無いままお祝いの言葉を述べたものだからしどろもどろ。
今後こういう時に心をグッとつかむ気持ちのこもったことの一つも言える人間になろうと固く誓ったのであります。
そしてクイズに答えて(周りの方の助けもあって)正解したら次は賞品をくじで選択とのこと。迷ったあげく、緑と黄色の「む」を選択。
友達は東京ディズニーリゾートのチケットが当たったと聞いたので、そういう感じのものが当たるかと思えばなんとお米30kg。 
司会をしていた新郎のお友達のご実家より産地直送です。

これで当分食いっぱぐれる心配はありません。
むしろ心配は5kg(最近では1kgが常。家を空けることが多いもので…)以上のお米を買ったことの無い自分のお米消費のペース。
せっかくいただいたお米だもの、古米にしてしまわぬようせっせと食べさせていただきます。実家と分けようかな。
ありがとうございました。いただきます。

八重山旅行記 竹富島編


何度行っても気持ちがいい竹富島へ。
石垣島を出発後10分程度、桟橋に着いたら早速レンタサイクルのバンへ。
鍵のついていない自転車を借りて島をのんびりサイクリング。何年も前に沖永良部島を訪れた時は宿の部屋の鍵すらも無かったっけ。南の小さな島は悪いことをする人がほとんどいないんだろうな。鍵があることが当然で、鍵がないことに驚いた自分がずいぶん汚い世界から来てしまったような気がしてそののどかな時間がずいぶんと贅沢に感じたことを思い出したり。でも、子供の頃は東京と言えど自分の家の鍵もあまり閉めていなかった気がする。ずいぶん時代は変わったなぁ。


そして到着早々、大好きな八重山そばのお店、そば処 竹乃子へ。
竹富島で取れる島胡椒のぴぃやーしとこーれーぐすを入れて食べるここのそばが大好きで来る度ここを訪れています。何より最高なのは真っ白い道を挟んでお店の向かい側に
ある外で食べられる席。
何時間だってここにいられそうな気持ちよさ。
毎回毎回長居しすぎてしまうほど。

しっかり食休みができるほどに寛いだ後には再度サイクリング開始。
真っ白い珊瑚の砂利道をざりざりと音を立てて進みます。
最初はタイヤを取られがちでもすぐに慣れて、ざりざり、スイスイ。
コーナーを曲がれば至る所で水牛車に出会います。


低い建物ばかりで強い日差しを遮るものは何も無いので、予想以上に体力も水分も奪われます。しばらくサイクリングや島内観光を楽しんだら、美味しい氷を楽しむことに。


お外で風に吹かれながら食べるマンゴーたっぷりの氷。何だか台湾を思い出します。
東京よりも台湾が近いのだものね。


無駄な音が何も無くて、静かに人が生きている、暮らしの音が時折聞こえて来るだけ。
カサカサと葉っぱの音が聞こえて来て、下校時刻の子供の遊ぶ声が聞こえて来たりしてそれはそれは穏やかな時間が流れていて、東京での自分の暮らしが嘘みたい。
今この島に暮らしている人は360人強、とのこと。どんな暮らしなんだろう。
東京の暮らしは人が溢れていて、物も溢れているけれど、実際に日常で日々ふれあっている人数は島で暮らす人の方が多いんじゃないかな。


初めて見る真っ青なランドセルも、この青い空と海の島には似合っている気がした。
毎日の登下校がこんな真っ白な珊瑚の道。私の色彩感覚とは違ったりするのかな。

今回も購入したお土産は私のキッチンを盛り上げるものばかり。
八重山そばの生麺に八重山かまぼこ、ぴぃやーしに竹富島醤油。
今回初めて買ってみた竹富島醤油は泡盛と麹菌が入ったお醤油。
試しに八重山かまぼこを浸けながら食べてみたらとても美味しかった!
本当に肩こりの無くなる、ゆったりした時間の過ごせる島々で存分に楽しみました。




 Yaeyama 08 (flickr!)

八重山旅行記 西表島編


1週間前までは沖縄本島、今回は石垣島から高速フェリーで西表島へ。
大好きな石垣島の離島フェリー桟橋へ。
ここへ来ると何とも言えない気分が盛り上がってきます。

以前に西表を訪れた際は比較的穏やかな大原航路。
今回は島の北側へ行く上原航路。
予想だにしなかった大シケで荒れまくりの海。いままで石垣の離島フェリーに乗ってこんな大荒れは経験したことがなかった!
本当に何度も何度も転覆するんじゃないかと思った生きた心地のしない船の旅。
「船って飛ぶんでしたっけね?」と言う感じにバンバン海面に打ち付けられて、更にはあんまり大きな波に出会った時はエンジンを停めて波にぶつかってゆきます。
命をかけたジェットコースターのような感じで凄い洗礼でした。
お隣の席になった島の女性がとても親切な方でいろいろな対処法やら、冬の大シケの間のこの航路の話や、島の美味しいお店の話などしてくださいました。
話すどころじゃない、なんて思っていたけれどこの女性が色々話しかけてくれたお陰で途中から少し怖さも薄れて少しの船酔いで済みました。
それにしても体に力が入っていたのか、疲れた…たった40分の航海なのに。
何だかフワフワと現実感のないまま辿り着いた今回のお宿から見える景色は透明感の高い海!!風に当たりテラスで惚けていると気分もすっきり。

大自然に囲まれたこの島に街灯などはほとんどなく、夜中のドライブは何メートルか先までがかろうじて見える程度。道の両側は真っ暗で、鬱蒼と木が生い茂っていることだけが何となくわかる、そんな感じ。道路にはカニもいるし、踏まないように恐る恐る。
昼間に一度走っておけば良かったのだけれども、今回の旅はスタートから何せ大荒れの海の洗礼を浴びてしまったので日中はもう乗り物には乗らず、のんびりと海を見たりなぞして過ごしたものだからいきなり暗闇でのドライブとなったのです。
こわごわ真っ暗闇を進んだ理由は、日本最南端の温泉「西表島温泉」。露天風呂から見える木々は南国そのもの。風が吹くたびにカサカサと大きな葉っぱがたっぷりの存在感で揺れていました。

yubujima

翌日は前日の夜に真っ暗闇の中通った道を明るい光の中、おさらい。
こんなに綺麗な道だったのか!と驚きを隠せないほどの大自然。
視力が一気に上がった気がするほどのパノラマ。
常にイリオモテヤマネコとの遭遇を期待しつつ、途中海に立ち寄ったりなぞしながら島の右側にある由布島へ。

sand

以前は「おしん」というおばあちゃん水牛車に乗っておしんのやる気が途中でなくなったのか止まってしまってずいぶん長く乗っていた気がするけれど、今回はごろうもゆうじろうも速い速い!とくにゆうじろうは人間で言う20代くらい、とのことなので速い速い。


日が傾いてくるくらいの時間から、ジャングルクルーズへ。
気持ちのいい風と日差し、葉っぱの音や水の音、虫の声。
見渡す限りのマングローブ、そんなものに囲まれてパノラマの中船は進みます。
頭上にはカンムリワシの勇姿も。
大きな白いサギもとっても綺麗で何だかここが日本だなんて嘘みたい。

夜は懐中電灯片手に歩いて近くの食堂へ。
ホテルからほんの少しの距離だけれど、街灯のない道路からは満天の星が綺麗に見えてコノハズクのホーホーと言う声をBGMにちょっぴりプラネタリウム気分です。
見えないハブの存在にちょっぴりビビりつつ、楽しい夜の散歩。


すっきり晴れて気温も35度ほどまで上がったら、海の透明度もますます上がって嘘のような綺麗さ。ウミガメも産卵に訪れるという月の浜の透明な水の波打ち際には打ち上げられちゃいそうなほど浅いところまでお魚が。


照りつける太陽でじりじりと灼かれている感もあるけれど、このパノラマと澄んだ海とを見ていると本当に気持ちがよくてフェリーの時間もすっかり忘れてしまう。
浜の砂も本当に小粒で綺麗な黄金色。太陽に照らされて透明な砂がキラキラ光っていてそれがさらに海を綺麗に見せていて素敵。
ゆったりした島の時間、大好きだなぁ。
島のゆったりした暮らしを楽しみに長期滞在なんていうのもいいな、と思わせられるほどの美しい海でした。

カボチャ祭り

実家の近所は外国人が多く住んでいるからか、日本と言えどもハロウィンの夜は近所の子供がたくさん我が家にもやってきます。
今年も思い思いの仮装に身を包んだ子供たちが11組もやってきました。
1組あたりが凄い人数なので、いったいどれだけの子供がやって来ていたのかもう思い出せないほど。

子供の行動は素直なのでとってもそれぞれの子供の性格が出るのが面白いところ。
無言でがしっとお菓子を鷲掴みにして無言で去ってゆくドラキュラ、笑顔で楽しそうにお菓子の中身を色々質問する魔女、キャンディのバスケットを独り占めしていつまでもほかの子に場所を譲らないオバケ、ほかの子に「後で分けてね」とお願いしているスパイダーマン、お菓子よりも家の中に興味を示すマントの子、家の前を側転で通り抜ける妖精、周りの小さい子達に「ひとつずつだよ」と教えながら自分はしっかりウォンカバーをつかむブタ鼻をつけたお兄ちゃん。
いろいろな子がいて面白かったです。賑やかな夜でした。
一番の衝撃はウォンカバーに興奮した外国人のグループのお母さんの一人が自分も欲しくなったのかウォンカバーを持って行ったことです。
子供に譲りはしないのですね…

そんなハロウィンの前後、子供だけでなく近所の大きなカエルやお隣の重鎮猫の不法侵入などもあり我が家は人の出入りの多い週末となりました。
東京のど真ん中とはいえ、カエルが異様に多い実家周辺なのです。
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