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後ろにParis、前にはMadrid


楽しかった3日間の滞在を終え、一路、空港へ。
滞在した小さなホテルのお部屋は、最低限必要なものしかないシンプルなものだったし、パリの街並みは臨めなかったけれど、外の空気は感じられた。
そして何よりホテルの人たちがみんな親切で温かかった。



旅の楽しみの一つに、各国の空港がある。
長いフライトはあまり好きじゃないけれど、空港や飛行機に乗り込むときのワクワク。
これは病み付きになる。



Parisに到着のときはCDGのターミナル2だったけれど、今回もまたスペインへの空の路は、vuelingのお世話になるから出発はターミナル1。
vuelingはスペイン国内や近隣国の空の移動では、良くお世話になっている。
サービスはいたって普通だけれど、あまりお金をかけたくない短距離移動には安くて便利。チケットも大体いつも取りやすいのでありがたい。

小さなトラブルはあったりしたけれど、なんてことはない。
新しい地へ、期待と不安と両方を持って。

一瞬


旅ってほんとうにあっという間。

今回の旅のメインはこれからだけれど、Parisの3日間、一瞬だった。
私の初海外はParisで、とっても楽しかった記憶がいっぱいだけど
どうしてParisがこんなに雑誌の特集などで組まれているのか、最近までわからなかった。

だんだん、心の奥深いところに響く何かがある。
それは、Paris自体のものなのか、自分の成長に因るものなのか。


Le Roi du Pot au Feu


初めてParisに来たのは15歳のとき。
初めての海外旅行だったのでParis、というか、もう何もわからない状態で約1ヶ月。
飛行機自体ほとんど乗ったことがないような状態でいきなりのParis体験。
誘ってくれた友人とその家族に感謝。今の旅好きの私があるのはその人たちのおかげ。
貴重な体験をさせてもらった。Moscow経由も、子供の私には刺激的だったなぁ。

2度目に来たのは23歳のとき。
そのときは、Paris育ちの人が一緒だったのですべて任せっきり。
のんびり1ヶ月ぐらい、Parisのいろいろなところへ連れて行ってもらった。
ユーロスターでLondonへも足を伸ばした。
おいしいお店と、食事の楽しさを教えてくれてありがとう。
でも、体重が増えたことも忘れない・・・

3度目は、昨年と。
このときはBiarritzがメインだったのでParisは4日ほどの短い滞在。
革命記念日にあたったので、建物のすぐ上を飛びまくる普段はお目にかかれないような戦闘機を見れた。しかも、ワールドカップの盛り上がりを肌で感じられた。
毎日、ジダンの頭突きを見ていた。
そして、今まで連れて行ってもらっていただけの街を自分の足で歩くことで地図の断片が、ジグソーパズルのように組み合わさり始める。
メトロ嫌いの妹よ、ありがとう。

そして、今回。初めて一人でParisに来た。
うん、つながった。
いろんなこと、場所、しっかり繋がって輪郭がはっきりした。
昔連れて行ってもらって、わからなくなっていた場所を発見することができた。

ずっと、もう一度食べたかった味。
Le Roi du Pot au Feu の Le Pot au Feu Royal。



すごくおいしかった。
そういえば、ここで初めて骨髄ってものを食べたんだったな。
前菜のスープもとってもおいしい。でも、それにしてもすごいボリューム!
なんだか2日分を一気に1食で食べた感じ。

次にParisに来るときは、ポンピドゥー近くですごく好きだったモロッコ料理のお店を探さなくては。


Quai Branly 2


今まで行った美術館の中でも、1、2を争うくらい大好きな美術館。
もう最初から最後までドキドキ。
建築家はジャン・ヌーベルという方らしい。



世界中のいろいろな民族の美術品が集められていて、緩やかな坂や、総革張りの柔らかいパーテーションで分けられた美術館の中には、世界の地域で大きく4つのエリア。
オセアニアから始まり、アジア、アフリカ、そしてアメリカへ。
どのエリアも「土」を感じる。その土地らしさが伝わってきて、なんだか景色まで浮かんできそうな展示ばかり。

やっぱり、アフリカエリアが一番ドキドキした。
一度でも我が家に来た人には、その理由がわかるはず・・・

展示方法も、本当に面白いものばかり。
それぞれが生きるように、いろいろな工夫が凝らされていて本当に飽きない。
総革張りのパーテーション、ところどころ腰掛けられるようなカーブが設けられていて、これがとってもいい。肌あたりも柔らかいし、雰囲気も壊さないし、ところどころ焼き印のような感じで、美術品の説明も書かれている。

これは一見の価値あり。言葉では伝えきれない部分がとにかくたくさん。



いつか、こんな壁のお家に住みたいな。

Quai Branly


念願の、ケ・ブランリ美術館へ。
去年の夏、と一緒にフランスに来たときにちょうどオープンしたばかりで、空港などでも大々的にプロモーションをしているのが目に入ってはいたけれど、時間がなくて立ち寄れなかった場所。
「絶対、私好みだ」とアンテナが反応した場所。

ホテルで朝食(おいしいクロワッサンに、ハム、チーズ。フロマージュ・ブランにカフェオレ。)を済ませたあと、美術館へ。









途中、Palais de Tokyoの脇にあった階段で、場所は違えど中学生のときの初海外パリの旅の初日の早朝散歩を思い出したり。


そして、セーヌ川を渡ればそこは念願のケ・ブランリ美術館。



近代的な建物と、裏山のように草花の生い茂ったお庭。
入る前からワクワクです。

Le Marais



旅の最中はいつもよりも規則正しい生活になる。
思いっきり街歩きを楽しんで、早い時間に眠くなってベッドに入るから、朝も自然と早くなる。でも、ParisもMadridも日の出がちょっと遅いのでそんなに早くはないのだけれど・・・

ちょっと寒い朝、澄んだ乾いた空気を思いっきり吸い込んで、いつもとは違う空の色や空気の匂いや、街で聴こえる言葉や音、すべてを全身で感じながらゆっくり歩くのは本当に気持ちがいい。

今回の宿は最寄りのメトロの駅はChatelet。Les Hallesエリア。
大好きなMaraisの宿は予約がいっぱいで残念ながら、泊まれず。でもChateletの駅はいろいろな線が乗り入れているのでいろいろ動くには便利。
朝、未だ人が少ない間に散歩に出るとセーヌ川は朝日できらきら光っていて、思わず橋の上でぼーっとしてしまう。
そのまま散歩でMaraisのホテル周辺まで歩く。この地区はなんだか自分の家のように落ち着く。無性に嬉しくなって、ぐるぐる歩き回る。
「まだ、あの店あるかな」
「角のパン屋さん、なくなっちゃった」
「あのお店のお兄さん、まだ働いている!」
そんな風にいろいろ観察しながら、行きつけだったカフェに入ってコーヒーを一杯。
Marais、大好き。


みちのり


あいにく、今日のお天気は雨。気温も昨日よりもぐっと下がってしっかりしたセーター+薄手のジャケットやコートなどでちょうどいいくらい。
東京の暑さももうすっかり忘却の彼方へ。

ホテルではWifiが繋がらず、中々歯がゆい思いをしてたけれど、空港に来て快適快適。これなら長い待ち時間も楽しくすごせる。

今いるのは、パリのシャルル・ド・ゴール空港。
楽しかったパリ滞在もあっという間に終わり、とうとうスペインはマドリードへ。
未だ下見段階だけれど、これまでの長い道のりを思い出す。私のスペインへの道の始まりはかれこれ6年前。その間いろいろなことがあったけれど、やっと入り口が見えてきた。今までも、おぼろげに道や入り口は見えていたのかもしれない。ただ近づこうとしなかっただけで。
でも、その間の長い時間は決して無駄ではなくたくさんのことを学び、聞き、見ることができた。

遠回りは、昔から嫌いじゃないもの。
難しい道ほど、通り抜けたあとの爽快感が大きいもの。

空港は過去の記憶からかな、なんだか胸が苦しくなる。今、何も悲しいことはないのになんだか涙が出てしまいそうな不思議な気持ちになってしまう。

パリ・レポートは、スペインの夜にじっくりと。
とりあえず今はいろんな気持ちの混ざったこの時間をじっくり消化してみようと思う。

Wifi

20070927202614.jpg


歩きすぎて疲れましたが、ついつい楽しくて動いてしまいます。
泊まっているホテルはWifiがあるはずなのに1回つながったのを最後に運とも寸とも言わなくなってしまいました。
もうParisでのアップはあきらめたのでMadridのホテルに着いたらアップしてゆきます。

だいぶ地図も必要なくなり、自由自在に歩けるようになったところで明日、Parisを去らなければならないのが残念です。

Paris


到着しました!Parisは寒い。街のあちこちで冬の装いを見かけます。
強い向かい風、とのことで1時間長いフライトになったため、12時間半ほどかかりました。疲れた・・・。
おかげでParisの夕方の渋滞にも巻き込まれ、ホテルに着いたのはちょっと前。
外の空気を吸いに、ホテル近くのLes Halles周辺を散歩するくらいしか力が残っていません。
今日は、早く寝て明日から目いっぱい動くことにしようと思います。

いざ、出陣

成田空港にいます。これから出発です。

やっぱり、出掛け際はバタバタとしてしまいました。その分も今、とてものんびり搭乗を待っています。

とうとう出発だ!
無事故を祈って、行ってきます!
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