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新たに学ぶ


新しいことができるようになる、ということが私にとってはとても重要なよう。
言語しかり、小さな行動しかり。
それは私に新しい世界を見せてくれるし、そのことで自分の小さな常識がパリンと壊れて新鮮な風を日常に吹き込んでくれるから。非日常が日常になる、そんな楽しさは旅に通じるものがあると思う。

何となく訪れたソウルで、ハングルに囲まれたその土地では久しぶりに右も左もわからない状態で新鮮な驚き。この10年ほどアルファベットを使う言語の国々に行くことが多かったために、なんとも言えない感覚。
理解できなくても、なんとなく読める、想像できるということがどんなに自分の行動に影響をもたらしていたことか!文字という情報なしに勘だけで行動する新鮮さが脳を刺激する感じ、なんだか全然違う場所なのにモロッコのスークを思い出した。迷路。
そんなとき、友人がきっかけでソウルに縁ができた。行く機会も増えたしハングルの読み書きを勉強してみた。
地図が読める、メニューが読める。そんなことがすごく嬉しい。
新たな文字を勉強するっていつ以来だろう?
小学校に入学して、ジャポニカ学習帳で文字の練習をした日々が蘇る。
日本語を学んでいた友達がひらがなの「す」の丸の部分を逆に書いていたり、「き」の線が一本多かったり、漢字に含まれる点が移動して別の場所に書かれていたり、可愛らしくてつい微笑んでしまっていたけれど、そんな出来事が自分にも起こっていて、なんだかハッとした。全く文字に見えなかった○とか□とかーの組み合わせが、ある時急に文字として認識できて頭に入って来る。
なんだか忘れていた新鮮な感覚で、とっても重要なことだったみたい。

ハングルが読めるようになった楽しさももちろんだけれども、それはあくまできっかけであって、習得して行く過程でのその新鮮な感覚を認識できたことが今の私には一番大切なことだった気がする。

そして、自分にとっては呼吸のように当たり前のようにできていること、その技術を人に教えたり伝えるということの難しさと面白さ。
さらっとしていた動きの意味を改めて考えたり、なぜその手間が必要なのかを見つめたり、どこが理解できなくてある現象が起きるのかを検証してみたり。
そういうことも新たに何かを学ぶことと通じる。当たり前に見えていたものが別の角度から見えてくる。

ずっと苦手な気がして、自分とは縁がない気がして勝手に放置してきたこと。
ふと気づいてみたら昔とは違う感覚でそれを見つめていることもある。
どんなにわかりたくてもわからなかったことが、今はスッとわかったり、そういうことが自分に起こっていることに不思議を感じたり。何がきっかけかはわからないけれど、できるようになっている自分を感じて歳を重ねる楽しさを感じてみたり。

ずっとやりたいけれど深く考えずに放置してきたことにもチャレンジ。
昔はすぐにつらくてやめたけれど、今は楽しい。なんでこんなことに拘っていたんだろう、ということがたくさんで笑ってしまう。当時の自分にはきっとなんだか譲れないこだわりだったのかな。

特に現実感もなく、いつかやりたい、生まれ変わることがあるならばこれをやってみたい、大して考えずそう思っていたこと。勝手に始めるにはもう遅いスタートな気がしてやめていたことをいろいろスタートし始めた。
生まれ変わりがあったとして、もし自分が生まれ変わっても同じ状況ではないし、第一人間ではないかもしれないし。そしたら今しかできないし。当たり前のことがなんだかある日そんな風に急に頭に浮かんできた。

しばらく続いた単調で自分を見つめる時間に溢れた、無意味にも思える日々にもたくさんの意味があったんだ。

ぶれたフォーカス


どうも最近心のフォーカスがぶれている。最近って言うかずいぶんと長いこと。
自分が本当に欲しいものは何か。どう生きたいのか。どんな風になりたいのか。
そんなことがぼんやりしてきてる。カメラを持つ手もサボりがち。
撮ったものにも出てる、そんな感じ。
気持ちのフォーカスがしっかりしてる時みたいな潔さがない。今はあれも、これも。
でも、それで焦ってもしょうがないし、まぁそんな時もあるか、と思ってじっくり時を待つ。

大事にしたいもの


なんだかばたばたのスタートで今もバタバタ続きの今年の秋。
そんな中ですが久しぶりに会う友人とゆったりしたランチをとってきました。
どうしても美味しいガレットの食べたかった私のリクエストを受け入れてくれた友人に感謝。結局クレープ食べちゃったけれど…

以前一緒に働いた友人とは頻繁に会う訳ではないし、
ランチなどでちょっと会ってお話して、という感じなのだけど
何となく安心感のある人で、見習わないといけないな、と言う気持にもなる人。
偉ぶったところのない、地に足の着いた人だなぁと言う印象でいつも笑顔の強い人なんだと思う。

会えばやはり懐かしい一緒に働いた時期の話などするのだけど、私と一緒に仕事した時期が一番良かった、と言ってもらえてとても嬉しかったのを覚えている。
思ってもみない時にふと伝えてもらえるそういう言葉って、本当に力になるし嬉しい。
私も、こうやって自分の感じたことを素直に人に伝えて行こう、と強く思ったもの。

そんな友人の最近の新たな仕事の話はとても心に深く入ってくるもので、素敵だった。
そうやって自分なりになにか出来ることを見つけられて、それをきちんとやる。
すごく貴重なお話を聞かせてくれて、いい時間だった。
とても良い話だったからそのうち、紹介したいなと思う。

こういう友人がいるのはとても幸せなこと。
良い刺激をもらって、穏やかな時間を過ごして。

話してくれた中で一番印象に残った「家族を大事にしよう」って言葉。
いろいろ見て、聞いて、感じて、最終的に強く感じた気持ちがその言葉。
一番近い人を大切に。その人たちがいることに感謝、そういう奇跡。
なんだかいろいろ考えた時間でした。

そのうち友人の「大事な家族」とも会うことができたらいいな、と思ったのです。

全力疾走

sheraton.JPG

旅の前ってついつい予定を詰め込んでしまって、バタバタとした日々を過ごすことになるのが私の恒例の時間。
ここ数日もそんな例に漏れず、バタバタであります。

そんな感じで過ごしているから、なるべく同じ日に全て済ましてしまおう!と横着さ故の欲が出て分刻みスケジュール。合間を縫って、近所のホテルでブランチなどして優雅に過ごしてみたものの、その後は怒濤。
あっちこっち、欲張りすぎて記憶からこぼれ落ちてすっかり忘れて次に進んでしまったり、もうひどい。
最終的にはこの暑い日に新宿の街中を全力疾走しました。
汗だくで頑張ったかいあって、ギリギリ1分前滑り込みセーフ。
そのあとの疲労感たるや。
ぐったりと心地よい疲労感に包まれ、思い出すのは高校生のときのプールの後の国語の時間です。

まさかの、そんなノスタルジーでしたが、またしても危機を乗り切りました。
と言う訳で、今回も乗り切れちゃったから一夜漬け体質を直すきっかけはまたしても先延ばしにされたのです。

夏の日々

IMG_2129.jpg

もう暑さですっかりしなびてしまいそうですが、皆さんいかがお過ごしですか。
本当にこの東京の(日本の?)夏の湿度って恐ろしい。
自分の国で過ごす夏が一番調子が悪いという不思議…。

そんな暑い夏ですが、楽しく過ごしています。
新しい出会いや、昔からの友人との時間、そして友人が日本に久しぶりに戻ってきたときの集まり、家族との時間などさまざま。
やはり、人と過ごす時間は何物にも代えられない。
新たな出会いがさらに新たな出会いを呼んで、もらうのは良い刺激。
自分と違う経験をたくさん持つ人の話は新たな世界を見せてくれるし、その新しい世界を見せてもらったことで自分の今の環境などにも新たに敬意を持ったり感謝したり、再確認したり。

旅と出会いは似ています。得るものも。
新しい風が頭の中に吹く。そして今まで持っていた常識が壊れて異質なものや新鮮なもの、そういったものを許容する。
そんな気持ち良さ。

そうそう、そんな日々の中うちの妹が結婚しました。
楽しみにしていたのに、実際の家族の結婚式ってなんだかんだといろいろバタつくもので落ち着いていられた時間が一切なかったのでした。(何と、写真を一枚も撮れなかったほど!自分の写真、皆無です。)
そうはいってもこうやって家族が増えて行って、これからともに過ごす長い時間が大事だと思うのです。
たくさんの友人・家族に囲まれてしあわせそうでした。それで充分。

花嫁と私、のあしもと。

しあわせ週間


何年かぶりに東京で誕生日を迎えました。
たくさんの友人、家族に祝ってもらってしあわせ♡
友人達が予約などをしてくれて銀座にあるBLGARI IL RISTORANTE、ミッドタウンのBotanicaとしあわせな楽しい時間を過ごしました。美味しかった!

ここ数年は毎年妹のロングボードの世界大会にくっついて行ってたので、フランスのBiarritzで過ごすのが恒例となっていました。
小さくても素敵なフランスの避暑地です。
そして近郊の街やスペインまで電車で足を伸ばしたりするのが楽しい小さなところ。
バスク海岸に向かうあの急階段や長ーい坂道が懐かしい(キツいから、恋しくはないけれど)。

こうやってたくさんの親しい人たちと過ごしていると、Biarritzのあの場所のあの雰囲気は他には変えられないものがあるけれど東京で迎えるこの月の過ごし方も悪くないものだなぁ、なんて。
妹のサーフィンの大会やトリップにくっついて行かないものだから今年は陽にもたいして焼けない!去年までの腕の黒さや足の甲の黒さが影を潜めております。
海のある街の雰囲気やあの水にちゃぷんと浮かぶ気持ち良さ、泳いだ後の爽快感、船に乗ったり、島だったり、海の近くは大好きだけれど、東京にいると本当に海に無縁の暮らしになっちゃう。

ここ数年とは違う夏を楽しもうと思います。

しゅららぼん


最近すっかり本を読むことを忘れていました。
なんだかんだといろいろなことに追われて日々があっという間に過ぎていってしまって、大切にしたいこともすっかり置き去り。

そんな時は一度がっと本や映画の世界に入って頭の中を一気に現実と引き離します。
ちょっとしたリセット。
DVDプレーヤーが壊れてしまったので、リセットは今はもっぱら読書。
というわけで、寝る前に読み始めた万城目学さんの『偉大なる、しゅららぼん』。
ついつい引き込まれてあっという間に読み切り、寝不足。
寝る前の読書って大体こうなるのだけれど、ついつい。

リセットのはずが1冊読むと本の世界の中に入るのが楽しくて、気持ちよくて、立て続けに何冊も貪り読んでしまうのが私のいけないところです。
次は、何を読もうかな。

はやりの傾向

先日の韓国旅行で気になったこと。
違いって面白い。なんだか土地柄が出るのかしら。

ソウル女子たちのヘアスタイル。
   ・緩めに髪をひとつに束ねていること。
   ・お団子ヘアも人気。それもゆるめに。襟足が膨らむ感じに。
   ・結構前衛的。斜めバングスやテクノカット的な人の存在の多さ。
   ・(番外編)男子の前髪の揃い具合。
ソウル女子たちのファッション。
   ・みんなパワーショルダー。合わせてるのは絶対スキニーパンツ(足綺麗)。
   ・東京でよく見かけるコンサバ系(小さいリボン多用)がほぼいないこと。
   ・ウェリントンタイプの眼鏡&サングラス率の高さ。
   ・カラーフレーム人気(RayBan wayfarer系)
   ・フード付きの服の着用率の高さ。
ソウル女子たちのメイク。
   ・すごく濃いめのアイライン。目尻からさらに目の長さ半分くらい長く描く。
   ・ツヤ肌の綺麗さ。メイクの薄さ。

こんなに近いのに、はやってるモノ・コトって違うのねぇ。
いい悪いじゃなくて、違うんだ。

3週間

東日本を襲った大地震・津波からもうすぐ3週間です。
被災され、不自由な生活を余儀なくされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様には深くお悔やみを申し上げます。
そして行方不明の方々が一刻も早く見つかりますよう願っています。
被害の甚大さに未だ心休まる時はありませんが、これ以上被害が拡大しないよう安全と一日も早く平穏な気持ちで日々を送ることができるよう祈っています。

なかなか言葉が出てこなくて、なにも書かないでいる間たくさんの友人から連絡をもらいました。
ご心配おかけしました。ありがとう。
私は無事で、元気に生きております。
あかりもつくし、おうちもある。
明らかに3.11以前とは違う何かが心の中にある。

人の気配のなくなった自分の住む街から一歩出て友人達とやっと会った時の何とも言えないあの感覚。
きっとずっと心に残るだろうな。

あの大きな揺れから3週間経って、猫たちもやっと落ち着いてきました。

なにも商品がないスーパーや商店。
暗い街。人気のない街。
休みのお店の多さ。節電で寒い家。
いつもの東京の普通の暮らしとは違うのかもしれない。
けれどなんだかスペイン時代を思い出す暮らし。
いかに今まで楽で贅沢な暮らしをしていたのか、と自分に驚きます。

離れた友人達とも繋がっていられるよう始めたこのblogやtwitter。
今回ほどそれを実感して、心強く思ったことはなかった。

CHANEL No.5



好きです、これ。
監督はJean Pierre Jeunet。やっぱり!と言う感じ。
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